Blog 建築士のブログ ビオトープとは? 弊社の名前の一部でもあるbiotope(ビオトープ)とはなんでしょう? 言葉自体はギリシャの言葉で、bio(生物の、生命の)とtopos(場所)という言葉がもともとあって、ドイツのある学者が『動物や植物が自立して生息している安定した生息空間』をbiotope(ビオトープ)と造語にしたのが始まりです。 川や湖などの大きな空間から、水を張った睡蓮バチのような小さな空間まで様々な場所がビオトープ呼ばれています。大小に関係ないんですね。 室内ビオトープ 越谷レイクタウン ボトリウム 室内ビオトープ アクアリウムもビオトープかもしれません。しかし私にとって人間の知恵がかなり入るメカニカルなものはビオトープと呼ぶには少し違和感があります。アクアリウムはメダカなどの魚を水槽に入れて、水草や土と一緒に飼育、展示していますがエアレーションや水を循環させてろ過したりしています。一方ビオトープは水槽や水鉢や発泡スチロールなどでメダカなどを飼育していて水草を入れて育てているのは同じですが、水は循環することもなくエアレーションもせずろ過もしていない状態が多いです。アクアリウムが人工的にメダカや水草が育つ環境を維持しているのに対してビオトープは自然の力で維持しています。ビオトープではメダカの食べ残しをビオトープに棲むバクテリアに分解されそれが栄養として水草の成長に繋がります。 ビオトープの魅力 最近はコロナの影響で自宅にいる事が多く、子供の勉強を兼ねてでしょうか。メダカを飼っている家族が増えた様です。ベランダに睡蓮鉢を置いて飼っている事が多く、メダカトープと呼ばれている様です。 ①子供と育てることで自然教育が出来る②身近に自然を感じ、鑑賞用として癒しをくれる③導入コストが低く始めやすい④手入れがしやすく、初心者でも出来る ①子供と動植物を育てることで自然教育が出来る。 自然を解き明かすことによって物理化学があるわけですから、その幅は果てしなく広い。大人の趣味としてもかなり面白く、そして奥が深いです。家族にとっては子供と一緒に育てる事で、いろんな大切な事を子供と学んでいく事ができますし、いろんな出来事が起きますので子供との思い出を作っていくことができます。春に花が咲き、メダカに子が生まれる。秋には紅葉し、冬に枯れ、また春に咲き、メダカの子ができる。自然の循環サイクルを目の当たりにできるのですから、当然、勉学としても子供のためになります。『百聞は一見にしかず』です。 ②鑑賞用として癒しをくれる 小さな自然が目の前にあり、目の保養となります。私の家のビオトープは室内にあるのですが、朝になると葉が開き、夜になると葉が閉じる水生植物が植ってあり、時間を感じさせてくれます。水の中を泳ぐメダカは可愛く見惚れてしまい、毎日成長していく植物達は1ヶ月前と様子が違い、変化があり、その成長から命を感じます。 ③導入コストが低く始めやすい アクアリウムの様に様々な設備を必要としません。なにかとお金のかかる子育て世代には物凄くお手軽なのではないでしょうか。 何故???? その理由は、そもそものビオトープの意味からも伺えます。基本的に、ビオトープは人の手を借りずに、生育環境が成立する状態を構築することが根本にあります。つまり目指している目標は、自立している自然環境なのでアクアリウムの様に設備投資がいらないのです。 ④手入れがしやすく、忙しい人に向いている 私の家のビオトープは1ヶ月に一度、成長した水生植物のトリミングをし、1週間に一度蒸発した分の水をたすぐらいでしょうか。 そんなに手間がかがっていません。忙しい人や初心者に向いてます。 家族におすすめ コストがかからず、常に自然を感じる観賞用インテリアになる。なおかつ手入れが簡単。 なによりも子供の教育になるのであれば、家族の趣味でメダカトープが流行っている理由がわかりますね。 わたしのおすすめは室内ビオトープ。夏にボウフラが湧かないですし、リビングに置いてあるので、季節関係なく鑑賞出来ます。室内だと光が足りないので、育つライトで育成、ライトはタイマー付けて自動で点灯してます。この部分のみ人工です。 皆様もぜひ! Facebook Instagram Pinterest